ども木村です。本業はデータサイエンティスト。副業でアプリ開発をしています。
「アプリ開発者にとって資格は必要なの?」と思われるかもしれませんが、もし今あなたがアプリ開発者としてのスキルの証明をするものがなければ今回ご紹介する資格は少なからずいい影響を与えてくれると思います。
特にサラリーマンであれば、資格は社内の昇進条件に絡む場合もあるかと思いますので、この記事の内容が少しでも役に立っていただけたら嬉しいです。
アプリ開発の役に立つような資格を知りたい方
では、アプリ開発者におすすめの資格についてご紹介していきたいと思います。
アプリ開発者におすすめの資格① 基本情報技術者試験
基本情報技術者試験の概要
基本情報技術者試験ではコンピュータはどのように情報を処理するのか、ネットワークはどのように通信するのか、などITに関わる基礎知識をつけることができます。
基本情報技術者試験はIPA(情報処理推進機構)が実施している国家試験になりますので、持っていてもデメリットになることはありません。
私も含め多くのエンジニアがこの試験に挑み、ITの基礎を学んでいます。
試験内容 | IT基礎知識、システム設計や開発、マネジメントに関わる問題まで幅広く出題される |
開催日 | 毎年4月と10月 |
問題数 | 午前:80問 午後:11問 |
合格率 | 25.7%(※2019年度) |
想定勉強時間 | 100〜200時間程度(※初学者) |
費用 | 7,500円(消費税込) |
基本情報技術者試験の勉強方法
私の場合は、以下のような知識インプット用書籍と過去問集の二冊の書籍を購入して勉強しました。
試験傾向がわかりやすい試験なので、とにかく正解を覚えてしまうぐらい過去問をやり込めば全く同じ問題が試験に出てきます。
しかもそれらに正答すれば簡単に試験の合格ボーダーを越えられます。とにかく最初は問題文の意味さえわからないと思いますが、最低でも3周、過去問をやりこんでください。
基本情報技術者試験はIT全般の基礎知識を獲得を証明することができる試験
アプリ開発者におすすめの資格② クラウドサービス系のベンダ資格
AWSやGCPのベンダ資格がおすすめです
少し抽象的な書き方をしましたが、GCPやAWSなどのクラウドサービス系のベンダ資格を強く推奨します。
現在のアプリ開発においてクラウドサービスを使わずに、ローカル環境のみでサービス提供することは非常に稀です。
基本的にはクラウドサービスに関する基礎的な知識及び実践能力が求められるでしょう。
私自身、GCP Professional Cloud Architectを所持していますが、この資格勉強は現在非常に役に立っていると感じています。
今回はAWSとGCPに特化して資格をご紹介します。
難易度 | AWS | GCP |
初級 | クラウドプラクティショナー | Cloud Engineer |
中級 | ソリューションアーキテクト(アソシエイト) | Cloud Architect |
上級 | ソリューションアーキテクト(プロフェッショナル) | – |
上記のほかにもAWSとGCPには資格がありますが、おすすめはこんな感じです。
主にサービス全体を網羅的に学べる資格を選定しています。
AWSのソリューションアーキテクト(プロフェッショナル)については、問題難易度が高い上に、問題数も多く、時間制限も厳しいのでそういったことも加味して上記のような難易度設定にしております。
GCP Professional Cloud Architectの勉強方法
私の場合は、GCP Professional Cloud Architectを取得しましたので、その勉強法について以下でご紹介しています。
アプリ開発においてクラウドサービスの活用は一般的に行われる
アプリ開発者におすすめの資格③ Android™ 技術者認定試験
Android™ 技術者認定試験の概要
Android™ 技術者認定試験とは、Android OSにおける開発者としてのスキル認定試験です。
Android技術者認定試験は『アプリケーション技術者認定試験』と『プラットフォーム技術者認定試験』の2種類の内容があります。
スマートフォンアプリの開発についてであれば、「アプリケーション技術者認定試験」を選択すると良いでしょう。
試験名 | アプリケーション技術者認定試験 |
試験内容 | Androidを使った様々なアプリを開発するためのスキルを認定 |
開催日 | 随時 |
合格率 | 非公開 |
想定勉強時間 | 30〜50時間程度(※初学者) |
費用 | 16,500円 |
スマホアプリ開発者にはアプリケーション技術者認定試験がおすすめ!
アプリ開発者におすすめの資格④ App Development with Swift
App Development with Swiftの概要
iOSアプリケーションを開発するための基礎知識が問われる試験になります。
Swiftの基本概念からApple Software Development Kit、Playgrounds、Xcode、Simulator、Interface BuilderなどiOSの開発必要となる基礎を学ぶことができます。
開催日 | 随時 |
合格率 | 非公開 |
想定勉強時間 | 30〜50時間程度(※初学者) |
費用 | 一般 : 10,780円(税込) 学割 : 8,580円(税込) |
iOSアプリケーションのスキル証明はApp Development with Swift!
資格をとって転職や昇進のチャンスを掴みましょう
資格を取ることは「知識の証明」となり、転職や昇進の際には間違いなく他者との差別化で役立つものになるでしょう。
この機会に資格の獲得を目指していかがでしょうか?