この記事では、AWSの勉強・学習方法について解説していきます。
これから、初めてAWSを利用される方、クラウドエンジニアになりたい方は是非参考ください。
【筆者のスペック】
- ソリューションアーキテクト(プロフェッショナル)に合格済み
- AWSを本業で利用して3年目
AWSとは?
AWS(Amazon Web Services)とは、Amazonが提供するクラウドサービスの総称です。
サーバーや、ネットワーク、ストレージ、ロードバランサーなどアプリケーションの開発に必要なクラウドサービスを多数提供しています。
AWSは現在、多くのクラウドサービスの中でも一番人気のあるサービスです。
AWSを扱えるエンジニアが業界でも大変市場価値が高い状況が続いています。
今回はそんなAWSの勉強方法について解説していきたいと思います。
AWSの勉強・学習方法
AWSを一から全てのサービスを深く理解しようとすると大変時間がかかりますので以下のようなプロセスで学ぶことをお勧めします。
- AWSの主要なサービスの概要を知る
- AWSに簡単なWebアプリケーションをリリースしてみる
- より広範囲に深いレベルまで勉強する
- AWS認定資格を受けてみる
では、それぞれ解説していきます。
1. AWSの主要なサービスの概要を知る
まずは、主要なAWSのサービスを抑えることから始めてみましょう。
このフェーズで抑えたいのは以下のようなAWSサービスです。
- Amazon EC2
- Amazon VPC
- Amazon Route 53
- AWS Identity and Access Management (IAM)
- Amazon Simple Storage Service (S3)
- Amazon RDS
- Elastic Load Balancing (ELB)
これらを理解していれば一般的なWebサービスを運用することができます。
(※あくまで必要最低限のセキュリティとスケーラビリティを担保したWebサービスです。)
おすすめの書籍
書籍のタイトルにある通り私が読んだ中で一番優しいAWSの入門書です。
図解が豊富で初めてAWSを触る方にもわかるように丁寧に解説されていました。
各サービスの概要や仕組みを理解するにはうってつけの書籍です。
おすすめのUdemy教材
上記の本では、解説が概要レベルにとどまってしまい実践ができないのでこちらの教材を使って実際に手を動かして習得されることをおすすめします。

2. AWSに簡単なWebアプリケーションをリリースしてみる
次は、とにかくどんなWebアプリケーションでも良いのでAWSにサービスをデプロイしてみましょう。
ほんとになんでも大丈夫です。
例えば私の場合、EC2のサーバー上にWordPressを構築して、Route53×ELB×EC2といった非常にシンプルなアーキテクチャ構成で環境を作ってみました。
そこから拡張性を考慮した作りにしてみたり、セキュリティーをより強固にしてみたり自分でカスタマイズしながら実践していきました。
ちなみに上記のようのな構成は検索するとすぐに出てきます。
今回は参考としてAWSが公式に出しているWordPressの構築手順を載せておきます。
ちなみに先ほど紹介したUdemy教材の「AWS:ゼロから実践するAmazon Web Services。手を動かしながらインフラの基礎を習得」では、WordPressの構築方法も紹介されていますので是非参考ください。
3. より広範囲に深いレベルまで勉強する
基本的なAWSの扱いに慣れてきたら、より広範囲に深いレベルまで勉強していきます。
そうすることにより様々なユースケースに対応できるようなクラウドエンジニアを目指していきましょう。
特に近年コンテナを活用したスケーラビリティを担保したサービス開発や、データ分析環境としてビックデータを活用することが多くなってきました。
そのため、EKS、ECR、Redshiftといったサービスについて具体的なユースケースと共に抑えていきたいです。
おすすめの書籍
おすすめのUdemy教材

4. AWS認定資格を受けてみる
AWSの認定資格を受けてみることをおすすめします。
ソリューションアーキテクト(プロフェッショナル)に挑戦したのがきっかけAWSに対する知識の幅が非常に広くなりました。
AWSの認定資格はさまざまなレベルに合わせて複数存在しますので、自分にあったレベルの資格に挑戦し、自身の実力を把握されても良いかと思います。
まとめ
いかがでしたか?
AWSを扱えれば、今非常に需要の高いクラウドエンジニアへ確実に近づけると思います。
この機会に是非挑戦してみてください。