本記事ではFlutterにおけるコンストラクタの実装方法について解説していきます。
まだFlutterを開発する中でDart言語に入門しきれていない方は是非参考ください。
【筆者のスペック】
本業はペイメント系データサイエンティスト
副業でFlutterを使ったアプリ開発(3年目)
コンストラクタとは?
コンストラクタはオブジェクト指向で定義される用語の一つです。
あらかじめクラスと呼ばれる処理の中に処理内容を定義し、命令が出たタイミングで処理が実行されます。
例えば自動車クラスという定義があったとします。
自動車には、MAZDA・TOYOTAといったメーカや、車種といった情報を持っているとします。またそれぞれの車のクラクションの音が違うかもしれません。
そこで自動車クラスではあらかじめメーカ、車種といった変数とクラクションを鳴らすといったメソッドを定義しておきます。
命令を出して使いたいタイミングで、先ほど定義した変数にMAZDAといった値を設定することでそのクラスは、MAZDAの自動車としてその後利用することができるようになります。
コンストラクタの実装方法
まずは基本的なコンストラクタの利用方法を確認しましょう。
例えば自動車のコンストラクタを作りたい場合は、以下のように定義できます。
class Car {
String name="";
String maxSpeed = "200"; //クラスがnewされた時に入る初期値
Car(String name) {
this.name = name; //変数をnewされた後に更新したい場合は実装する
}
}
これを利用したい場合は以下のように記載します。
var car = Car("MAZDA");
print("car maker is ${car.name}");
print("max speed is ${car.maxSpeed}");
基本的にコンストラクタはnewされた際にあらかじめ定義していた変数に値を設定します。
DartPadを用意したので実際に以下の環境で実行して動きを確認してみてください。
使い方のイメージとして上記の実装ではMAZDA用のコンストラクタを生成しましたが、TOYOTA用のコンストラクタも作成できます。
コンストラクタがあれば冗長なソースコードを書かずに、保守性も期待できます。
ちなみにコンストラクタは以下のように省略して書くことも可能です。
class Car {
String name;
Car(this.name,)
}
まとめ
コンストラクタはFlutterで開発をする上で必須となる知識です。
この機会に是非習得してみてください。
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