この記事では【GCP認定資格 Professional Cloud DevOps Engineerの勉強】についてご紹介します。
今回は本資格に合格されている現役エンジニアの相馬さんに記事を寄稿いただきました!
この記事を書いた人:相馬 隼人
- ソフトウェアエンジニア 12年目
- GCP歴は2年目
- クラウド環境ベースのエンジニアになりたく本資格を受験
ソフトウェア開発からSREへキャリアチェンジのきっかけを掴みたくて受験しました!
GCP認定資格Cloud DevOps Engineerとは?
GCP認定資格 Professional Cloud DevOps Engineerは、「サービスの信頼性を高める運用活動をするための知識が証明できる資格」です。
具体的には、サービスの信頼性をモニタリング、インシデント管理、CICDなどの施策によって高めていく手法が問われます。
特にGoogleの開発チームが提唱しているSRE(Site Reliability Engineering)と呼ばれるモダンなエンジニアリング手法に関する知識が問われます。
またインフラについては、Kubernetesを前提としたマイクロサービス系のケース問題が問われます。
【 Professional Cloud DevOps Engineerの概要 】
試験難易度
難しい
試験時間
2時間で50問
受験方法
オンサイト試験または、オンライン試験
受験費用
200 米ドル
言語
英語のみ
GCP認定資格 Professional Cloud DevOps Engineerの勉強方法
私が行った「GCP認定資格 Professional Cloud DevOps Engineerの勉強方法」について紹介していきます。
私の場合2度こちらの試験を受けています。
つまり、一度不合格になってしまい、3ヶ月後の2度目の試験でようやく合格を獲得しました。
1度目の試験では圧倒的にケース問題に対応することが原因で落ちてしまったので、とにかくSREや、GCPのサービスのインプットとハンズオンを終えたあとは大量のケース問題を解くことにしました。
勉強時間は合計で60時間ほどかかったと思います。
具体的には、以下のような手順で学習を進めていきました。
【 GCP認定資格 Professional Cloud DevOps Engineerの勉強方法 】
- 書籍でSREについて理解する
- GCPにおけるDevOpsの基本を理解する
- 問題集をやり込む
1 書籍でSREについて理解する
SREに関連する書籍で非常に有名な「SRE サイトリライアビリティエンジニアリング ―Googleの信頼性を支えるエンジニアリングチーム」を利用しました。
この一冊で試験に出てくるSREに関する知識のほとんどの部分を学習することができます。
原書が英語なのもあり、ちょっと不自然な日本語もあったりするのでちゃんと読み込むと10時間以上かかってしまうかもしれません…。
2 GCPにおけるDevOpsの基本を理解する
試験を受ける以前から多少GCPを触る機会はあったので、GCPのサービスの概要であったり、CICDを構築する知識はあったものの試験では「GCPにおけるベストプラクティス」の知見が求められます。
そのため、一度試験内容を網羅した知識を体系的に学ぶ必要があります。
そこで公式で推奨されている以下のトレーニングを受講しました。
- Google Cloud Fundamentals: Core Infrastructure
- Developing a Google SRE Culture
- Architecting with Google Cloud: Design and Process
- Logging, Monitoring, and Observability in Google Cloud
- Google Cloud 向け Terraform のスタートガイド
- Anthos での Cloud Operations とサービス メッシュ
- Perform Foundational Infrastructure Tasks in Google Cloud
- Implement DevOps in Google Cloud
- Monitor and Log with Google Cloud Operations Suite
- Measure Site Reliability using Cloud Operations Suite
- Automating Infrastructure on Google Cloud with Terraform
また、GCP Google Cloud Professional DevOps Engineer Certificationという教材でGCPにおけるベストプラクティスを学びました。

この教材はハンズオンもあり、Terraformなども扱いながらコードベースでインフラを構築していく手法なども学ぶことが可能です。( 個人的には実務的にも大変参考になりました。 )
ちなみに1回目の試験ではここまでの学習を終えた時点で受験しました。
これだけでは試験のケース問題に対応することができません。
3 問題集をやり込む
examtopics.comという海外のサイトで試験問題は無料で公開されているのでこちらを利用しました。問題数は88問あり、問題も日々最新のもの更新されていくので重宝しました。
大体3週ぐらいやったと思います。
まとめ
今回は【GCP認定資格 Professional Cloud DevOps Engineerの勉強】についてご紹介しました。
本資格は難易度は高いですが、SREの市場価値が年々上がっており試験に合格することで新たなキャリア構築に役立てると思いますので是非挑戦してみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!