この記事ではTypeScriptにおけるコンストラクタの使い方をご紹介します。
コンストラクタの使い方
TypeScriptにおけるコンストラクタの使い方をご紹介します!
コンストラクタとは?
コンストラクタとはオブジェクト指向というプログラムを書くときの概念の一つです。
具体的にはClassをnewする際に実行される関数です。
もしまだオブジェクト思考についてわからない方はこちらの記事が参考になります。
コンストラクタの書き方
まずnewされたときの処理関数をClassで準備します。
Classに書くべき内容は以下の三つについて記載するのが一般的です。
- Classで使用する変数
- 初期化した際に変数に適応される内容
- 変数にアクセスして処理するための関数
では実際の書き方について見ていきましょう。
class User {
// 1. Classで使用する変数
id: number;
name: string;
age: number;
// 2. 初期化した際に変数に適応される内容
constructor(id: number, name: string,age: number) {
this.id = id;
this.name = name;
this.age = age;
}
// 3. 変数にアクセスして処理するための関数
printName() {
return this.name;
}
}
また上記コンストラクタを実行する場合は以下のように記載します。
new User(1,"kimura",30);
このように2で設定した初期化した際に適応される内容を引数として設定して実行します。
変数にアクセスしたい場合
コンストラクタに定義した内容を初期化以外のタイミングでアクセスして値を参照したり、変更するためにはどうしたらいいでしょうか?
例えば以下のような書き方をするエラーになります。
let user = new User(1,"kimura",30);
console.log(user.name); // エラー
そこでコンストラクタには変数にアクセスするためのgetterメソッドと、setterメソッドを用意する必要があります。
具体的にはコンストラクタに以下を追記します。
//getterメソッド
get getId(): number {
return this.id;
}
//setterメソッド
set setId(value: number) {
this.id = value;
}
そして追加したメソッドを呼び出す際には以下のように書きます。
console.log(user.name); // 参照したいとき
user.name="テスト太郎" // 更新したいとき
まとめ
今回はTypeScriptにおけるコンストラクタの使い方を紹介しました。
ぜひこの機会に習得してみてください。
きむら
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました♪
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