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GCP入門

【5分でわかる】Cloud Functionsの概要と使い方 | GCP入門

この記事では、Google Cloud Platform(GCP)のCloud Functionsについて詳しく解説します。5分で基本的な概要と使い方理解し、チュートリアルを通して実践的なスキルを磨いていきましょう!

想定している読者

Cloud Functionsを実際に動かしながら理解したい方

Cloud Functionsとは?

Cloud Functions(クラウドファンクションズ)は、Google Cloud Platform(GCP)が提供するFunction as a Service(FaaS)です。FaaSは、開発者がサーバー管理などのインフラストラクチャに対する責任を気にすることなく、コードの実行ができるクラウドサービスです。

筆者

無料枠も豊富で個人開発でも重宝しています!

主な特長

Cloud Functionsの主な特徴について紹介します

サーバーレスで管理が不要!

予めサーバーを設定する必要がなく、関数をデプロイするだけで実行できます。

イベント駆動で自動処理が容易!

さまざまなイベント(HTTPリクエスト、Cloud Storageの変更、Cloud Pub/Subのメッセージなど)に反応して関数が自動的に実行されます。

自動スケーリングで負荷に対応!

関数のトラフィックに応じて、Cloud Functionsが自動でスケーリングを行います。

多言語対応しているので好きな言語で使える!

Node.js、Python、Goなど、多くのプログラミング言語がサポートされています。

Cloud Functionsの使い所

個人的に筆者はAPIのエンドポイントの利用とバッチ処理を個人開発で使用しています。

本業では、データベースの情報を定期的に加工して、再度テーブルにインサートするような際に利用したことがあります。

【例】

  • APIのエンドポイントとして
  • データの処理や変換
  • バッチ処理
  • イベント駆動のタスク(例:データベースの変更をトリガーにした処理)

Cloud Functionsの基本的な使い方

ここから実際にCloud Functionsに触れながら機能を理解していきましょう。

具体的な手順について説明していきたいと思います。

事前準備

今回の手順以下の作業が全て完了している前提で進めていきます。

  • Googleアカウントの取得
  • GCPへ初回ログイン済

チュートリアル:Cloud FunctionsでAPIをデプロイする

今回は、コンソールなどを使用せずGCPの画面操作のみで、Cloud FunctionsでAPIをデプロイしてみましょう。

今回のチュートリアルは2023年9月時点のGCPを利用しています。最新のGCPのバージョンからUIの変更がされている可能性がございますのでご注意ください

では、早速チュートリアルをやっていきましょう!

1. Cloud Functionsにアクセスする

検索窓から「Cloud Functions」と入力し、出てきた選択肢を押下します。

2. ファンクションを作成する

「ファンクションを作成」ボタンを押下します

初めてCloud Functionsを利用する場合は、以下のような画面で他APIの利用許可を求められるので「有効にする」を選択してください。

3.ファンクションの設定をする

ファンクションの詳細設定を行います。

今回は以下のように設定しました。

項目名概要今回の設定値
関数名ファンクションに任意の名前を設定demo-function-1
リージョンファンクションを置いておく場所asia-northeast1
認証APIを実行する際に認証を必要とするか設定未認証の呼び出しを許可

他入力項目については今回特別変更を加える必要はありません。全てデフォルトの値を設定します。

「次へ」ボタンを押下します。

初めてCloud Functionsを利用する場合は、再度以下のような画面で他APIの利用許可を求められるので「有効にする」を選択してください。

4. 実行するファンクションのランタイムと処理内容を設定する

今回はPythonを利用したかったのでランタイムはPython 3.11を設定しました。

ソースコードはデフォルトのもので問題ありません。今回はAPIコールをしたらHello Worldという文字列が表示される処理内容となっています。

最後に「デプロイ」ボタンを押下します。

これでAPIがデプロイされました。(デプロイまで数分待ちます)

5 . APIをコールしてみる

早速、デプロイされたAPIをコールしてみましょう。

以下の部分よりURLを確認して押下してください。

すると以下のようにHello Worldという文字列が表示されるかと思います。

これで正常にデプロイと処理内容が実行されていることが確認できました。

6. 最後にお掃除を忘れずに!

検証が済んだファンクションは必ず削除するのを忘れないようにしてください。今の状態だと不特定多数のユーザーがAPIを叩くことができる状態になっています。

削除はファンクション一覧画面より実施することが可能です。

まとめ:Cloud Functionsを使いこなそう!

いかがでしたか?

Cloud Functionsであれば手軽にAPIのサービスをデプロイすることができるようになります!

今回のナレッジが少しでもお役に立てたら嬉しいです

最後までお読みいただきありがとうございました!

もっとGCPを極めたい方は参考ください!

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