この記事では、GCPの勉強・学習方法について解説していきます。
これから、初めてGCPを利用される方、クラウドエンジニアになりたい方は是非参考ください。
【筆者のスペック】
- Professional Cloud Architectに合格済み
- GCPを本業で利用して3年目
- GCPを個人開発で利用して5年目
GCPとは?
GCP(Google Cloud Platform)とは、Googleがクラウド上で提供するサービスの総称です。
アプリケーションの開発に必要様々なクラウド機能を提供しており、急速に成長しているGoogleの事業です。
また近年、全世界的にGCP、AWS、Azureといったクラウドベースの開発が普及しており、今後も継続的な需要が続くと考えられています。
未経験からGCPを勉強・学習する方法
今までサーバーを立てたことのないインフラ未経験の方でもGCPであれば簡単に環境を構築することが可能です。
様々な要件に応じて、最適なクラウドアーキテクチャを構築できるような目標でがんばりたいところです。
学習プロセス
まず学習の進め方として以下のようなプロセスを踏むといいでしょう。
- 知識の習得
- 知識の実践
知識の習得フェーズでは、GCPのサービス概要や、仕組み、活用場面を網羅的に理解していきましょう。
このフェーズのゴールとして、GCPの認定資格の獲得を目標として進めても良いかもしれません。
知識の実践フェーズでは、インプットした知識を実際に手を動かして使ってみましょう。
望ましいのは実務で使いたいところですが、なかなかそう都合よくアサインはされないかと思いますので、個人アプリや、ハンズオンなどを繰り返し行うと良いかと思います。
では具体的にそれぞれのフェーズでどのようなアクションをしていくべきか解説していきたいと思います。
1. 知識の習得
1-1. GCPサービス群の概要を広く理解する
まずはGCPのサービス群を網羅的に広く、浅く知っていきましょう。
GCPは非常に多くのサービスを提供しており、一つ一つ深く理解しようとしようとすると非常に時間がかかってしまいます。(しかも、中にはそこまで使用頻度が高くないようなサービスも存在する)
まずは「これだけ知っておけば簡単なWebサービスをつくることができるインフラの構築」をゴールに広くGCPのサービスを理解した方が良いかと思います。
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1-2. より深くサービスを理解する
全体的に概要レベルまで理解できたら、より深くそれぞれのサービスについて理解していきたです。
特に意識すべきことは活用シーンです。
GCPでは非常に多くのサービスがありますが、ユースケースに対して最適な案を検討する際いくつかの組み合わせが異なるアプローチが登場したりします。
そんな時にしっかりとそれぞれのサービスのメリデメがわかっていないとアーキテクチャの採用ができなくなってしまいます。
そのため、このフェーズでは要件を聞いたときにどのような構成であるべきなのかイメージできるレベルまで習得していきたいところです。
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1-3. GCPの認定資格を受けてみる
知識の証明として資格の獲得は非常に有効な手段です。
自身がどのくらいGCPについて知識をつけることができたのか一度確認してみてはいかがでしょうか?
筆者は、Professional Cloud Architectに挑戦して無事合格することができました。
2. 知識の実践
0から簡単なWebアプリを作ってGCPへデプロイすることをお勧めします。
Webアプリはなんでも良いと思います。(例えば、PythonのDjangoで生成した初期のデフォルトアプリとか。)
リリースまでの経験があるとさすがにどのサービスでどういったことにつまずくのか辺りがつくようになるのでおすすめです。
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- Google Cloud Platform Fundamentals: Core Infrastructure 日本語版
- Essential Cloud Infrastructure: Foundation 日本語版
- Essential Cloud Infrastructure: Core Services 日本語版
- Elastic Cloud Infrastructure: Scaling and Automation 日本語版
- Preparing for the Google Cloud Professional Cloud Architect Exam 日本語版
まとめ
いかがでしたか?
GCPは非常に多くのサービスがありますので全てを抑えるのは非常に難しいです。
そのため、基本は常に調べながらになるかと思います。
ポイントはインプットと実践のバランスです。
十分なインプットがないと、いきなり実践に走っても挫折してしまうのでまずは基礎作りを大切していくことをおすすめします。
ぜひこの機会に挑戦してみてください。