現在、日系最大手のIT企業で機械学習エンジニアとして働いています。
昇進のために資格が必要になったので、このたびGCP認定資格である【Professional Cloud Architect】を受けました。
結果は無事一発合格することができましたので勉強方法をシェアしたいと思います。
結論、勉強方法については以下のように進めました。
【GCP−Professional Cloud Architectの勉強方法】
- CourseraでGCPの基礎トレーニングを受講
- QwiklabsでGCPの基礎技術を演習
- 公式の模擬問題を5週分実施(正答率90%以上になるまで実施)
- Udemyの模擬問題集を5週分実施(正答率90%以上になるまで実施)
GCP Professional Cloud Architectとは
GCPの最適なベストプラクティス(性能、セキュリティ、コストなど)を導き出せるかを問う試験です。
試験難易度
試験難易度としてはある程度インフラや、クラウドサービスをやっている人にとっては簡単な分類に入ると思います。しかし、日本語の対策本などがなく、勉強する際はudemyで英語の模擬試験を使用しなければ行けないなど、試験対策で言語の壁にぶつかり難しくなってしまうかもしれません。
試験時間
2時間50問です。問題量は他のベンダ試験と比べ少ないので時間としては十分です。焦らずじっくり解くことをオススメします。
受験方法
オンサイト試験とオンライン試験で選択することが可能です。私はオンラインで自宅から受験しました。
受験費用
200 米ドルです。高いですね。しっかり勉強して一発で受かりましょう。受験日の予定変更が申し込んだあとでも可能なので、スケジュールで懸念する必要はなさそうです。
筆者のスペック
- システム開発 6年
- インフラ知識は乏しい(WEBアプリケーション開発が問題なくできるくらい)
- GCP、AWSはすでに何回か実務で経験済み
GCPについては、機械学習開発で何度か実務で触っていました。しかし、体系的なインフラの知識や、GCPの知識を有していなかったので結構余裕で受かったかというとそうではなく、かなり頑張って勉強しました。そのため、勉強期間についても3ヶ月間という時間がかかってしまいました。。。
Professional Cloud Architectの受験のきっかけ
会社の昇格条件で資格の取得が必要だったためです。また、GCPは機械学習でもかなり利用するシーンが出てくるので、とっておいても損はしないと思いました。ちなみに受験費用は会社から無料のバウチャーがいただけたので掛かっていません。
Professional Cloud Architectの勉強方法
記事の頭で前述しましたが、私の勉強法は以下の手順で進めていきました。
【GCP−Professional Cloud Architectの勉強方法】
- CourseraでGCPの基礎トレーニングを受講
- QwiklabsでGCPの基礎技術を演習
- 公式の模擬問題を5週分実施(正答率90%以上になるまで実施)
- Udemyの模擬問題集を5週分実施(正答率90%以上になるまで実施)
詳しく手順の内容について解説していきますね。
1.CourseraでGCPの基礎トレーニングを受講
Courseraでは以下のコースで勉強を進めました。
※コースを進める上での注意点※
演習問題だけ進めるのはNGです。(この進め方だと100%落ちます。。)試験では単なる知識を問う問題ではなく、ケーススタディに対して答える問題が多いため、講座の内容を自身で説明できるくらい腹落ちした上で進めてください。
2.QwiklabsでGCPの基礎技術を演習
Qwiklabsでは以下の演習を進めて理解を深めました。
VPCとEKSを意識的に勉強しようと思い学習を進めました。知識をより身体で覚えることができたので、結果的にこれらの演習はやってほんとに良かったと思います。
3.公式の模擬問題を5週分実施(正答率90%以上になるまで実施)
GCPでは、公式の模擬問題を提供しています。これは何度でも無料で受けることができるので、ぜひとも実施しましょう。これで試験の雰囲気を掴むことができます。
4.Udemyの模擬問題集を5週分実施(正答率90%以上になるまで実施)
Professional Cloud Architectは試験問題に関わる情報を掲載することは禁止されています。そのため、過去問題集などは存在しません。さすがに公式の模擬問題集だけでは心細かったので以下のUdemyの教材を利用しました。
全部で6回分(平均50問)の模試テストが入っています。
私はこれを5週しました。5週してようやく全てのテストで正答率が90%超えになった感じです。ここまでくるとだいぶ自信がついてきたので、テストに挑めそうな感じがしていました。
その他有力な教材については以下を参考ください。


オンライン受験で事前に把握しておくと良いこと
私は受験方法としてオンライン受験を選択しました。
試験としては、何も問題がなく快適に進めることができたのですが、初めてオンライン受験を受ける方は以下の点を留意いただくと当日テンパることなく進められます。
- オンライン受験前日までに指定されたソフトウェアをダウンロードしておきましょう。
- オンライン受験前日までに顔登録をしておきましょう。
- オンライン受験当日、試験開始の10分前からオンラインシステムで試験開始ボタンを押下することが可能です。
- オンライン受験当日、オンラインシステムから試験開始ボタンを押下した後、場合によっては多少待たされます。(理由としては、試験が混み合っている場合、試験担当者の準備に時間がかかるようです。)
- オンラインシステム上で試験担当者と、本人確認及び、自宅がカンニングできるような状況ではないかのチェックが行われます。その際のやりとりはチャット上で英語を用いて行います。(私の場合、is it OK?みたいな簡単な英語でなんとかなりました。)
試験前のチャットのやりとりが一番テンパったので、留意しておいてください。
まとめ
結構しっかり勉強しないと受かりません。ネット上でも「甘く見ていたら落ちました」みたいな記事を結構見かけるので油断禁物です。